9日の日経平均株価は、薄商いに方向感がなく、また、見送りムードが強く、前週末比142円19銭安の9546円26銭と5日続落だった。終値としては3月7日以来約1カ月ぶりに9600円を割り込んだ。日経平均は9600円台まで下げ渋る場面があったが、引けにかけて安値圏へ押し返された。これと言って理由がないのにどうしてこうも株価が下げるのだろうか。東証1部の出来高は16億90万株。売買代金は9643億円と、1月30日以来の1兆円割れ。騰落銘柄数は値上がり269銘柄、値下がり1317銘柄、変わらず90銘柄。
9日の東京外国為替市場では、ドル・円は一段安だった。朝方に81円20銭まで下値を伸ばして3月8日以来の安値を付ける場面があった。ただ、その後は81円台半ばで小動きとなったようだ。日本時間9日午前8時50分に発表された日本の2月経常収支は1兆1778億円の黒字で、市場予想の1兆1200億円の黒字を上回る黒字幅となった。これを受けて円買いに傾くと、ドル・円は6日のNY時間の安値81円31銭を下回り、81円20銭まで下げたようだ。ただ、10日に日銀金融政策決定会合が控えるが、さらなる円買いには警戒感が出ていたようで、午後にかけては81円台半ばでのもみ合いに転じた。午前7時以降、ドル・円は81円20銭-59銭で推移したようだ。
トヨタの内山田竹志副社長は9日、愛知県豊田市の本社で記者会見し、今年中にハイブリッド車の世界累計販売台数が400万台に到達すると語ったようだが、株価は続落で冴えなかった。三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所で、製造中のボーイング787の主翼内の電線が切断されていたことが分かった。三菱重工もこのような事件が時々起るが、何か問題があるのだろうか。株価はやはり冴えないようだ。コマツもなんともパッとしないがこれは日本の株価のせいだろう。
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