29日の日経平均株価は、円が頑張りすぎて先物への買いも下落を止めることが出来ず、前日比67円78銭安の1万114円79銭と続落だった。東証1部の出来高は19億9809万株。売買代金は1兆2568億円。騰落銘柄数は値上がり800銘柄、値下がり751銘柄、変わらず120銘柄。
29日の東京外国為替市場では、ドル・円が下落したようだ。アジア株安となるなか、投資家がリスク回避に向かってクロス円主導で円買いが進行した。28日に発表された2月米耐久財受注が前月比2.2%増と市場予想(同3.0%増)を下回ったことで米景気回復期待が弱まり、ドル売りにつながったようだ。また、期末のリパトリ(資金の本国回帰)に伴う円買いが流入したこともドル・円の下落要因となった。
市場からは、米国、中国で主要株価指数が下落して市場がリスク回避姿勢を強めるなか、これまで急速に進んでいた円売りの巻き戻しが入りやすい地合いになっているという声が聞かれた。午前7時以降、ドル・円は82円55銭-97銭、ユーロ・円は109円96銭-110円52銭でそれぞれ推移したようだ。
自動車大手8社が発表した2月の国内生産台数は、合計で前年同月比19・2%増の90万6673台と、エコカー補助金復活の追い風をけ5カ月連続で前年実績を上回ったが、今日のトヨタは値を落として引けている。三菱重工は大きく値を落として400円台を割り込んだ。コマツも冴えない株価だった。
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