国連安全保障理事会は27日、スーダンと南スーダンの武力衝突について懸念を示し、新たな戦争に発展する恐れがあるとして、双方に軍事活動の停止を求めた。
南スーダンは、同国北部のユニティ州にある油田地帯をスーダン軍が空爆したと非難。スーダン側は空爆について否定したが、油田地帯ヘグリグのスーダン側が管理する地域に南スーダン側部隊の砲撃があり、それに反撃したと明らかにした。
南スーダンは、同国北部のユニティ州にある油田地帯をスーダン軍が空爆したと非難。スーダン側は空爆について否定したが、油田地帯ヘグリグのスーダン側が管理する地域に南スーダン側部隊の砲撃があり、それに反撃したと明らかにした。
今回の衝突は昨年7月の南スーダン独立以来、最悪のものとなり、安保理は声明で、国境地帯での軍事衝突が「紛争を引き起こし、人道的状況の悪化と民間犠牲者の増加につながる恐れがある」として深い懸念を示した。
田中直紀防衛相は28日午前の参院外交防衛委員会で、南北スーダンの戦闘が拡大した場合、南スーダンで国連平和維持活動(PKO)に従事している陸上自衛隊部隊の撤退も検討する考えを示した。山本香苗氏(公明)らが陸自撤退の可能性をただしたのに対し、防衛相は「緊張感を持って対応する。内閣で相談し、国連の動きも見て、決断すべき時は決断するということで判断したい」と述べた。
元々、派遣にはちょっと無理があったのかもしれない。民族問題と利権が絡む紛争地域に極めて軽装備の自衛隊施設部隊を派遣することはもう少し慎重であるべきだった。もっとも重装備であっても戦闘に巻き込まれれば死傷者が出ることは間違いない。アフリカと言う地域は欧米の常識は通用しない本当に難しい地域だ。
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