27日の日経平均株価は、これと言った材料はなかったものの先物への買いが入って、前日比236円91銭高の1万255円15銭と大幅続伸し、高値引けだった。配当目当てとの見方もあるようだ。しかし、終値は震災当日の昨年3月11日の終値を上回った。上げ幅は昨年3月30日以来の大きさ。現物では、輸出株の一角が上値を追ったほか、金融セクターが騰勢を強めた。東証1部の出来高は22億6636万株。売買代金は1兆4191億円。騰落銘柄数は値上がりが1555に達し、全体の92.8%が上昇した(値下がり77銘柄、変わらず43銘柄)。値上がり銘柄数が9割を超えるのは昨年9月27日以来。
27日の東京外国為替市場で、ドル・円は上値の重かったようだ。米金融緩和期待を背景としたリスク許容度拡大期待から、朝方は円売り優勢となり83円台に乗せたが、期末で円の手当てを急ぐ輸出筋が、83円台でドル売り・円買い注文を出したようで、同水準の維持はならなかったようだ。
後場に入り日経平均株価が震災後高値を上回るなど大幅高となったが、米景気回復期待は後退しており、リスクオンの流れではないようで、ドル・円の一段高にはつながらなかった。午前7時以降、ドル・円は82円76銭-83円03銭で推移したようだ。
今日のトヨタは大幅高で引けている。あまり材料はないようだが、ちょっと伸び悩んでいたせいだろうか。三菱重工もしっかりと値を伸ばしているが、400円台を確実にして欲しいものだ。コマツはやや小幅な上昇に止まった。
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