政府は20日、北朝鮮が「人工衛星」を名目に発射を予告した長距離弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する事態に備え、上空通過が予想される沖縄県に航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)を配備するとともに、周辺海域に海上自衛隊のイージス艦を展開する方向で検討に入った。田中直紀防衛相が自衛隊法に基づく、「破壊措置命令」を発令すれば、速やかにこうした態勢を整える。
国際海事機関(IMO)に北朝鮮が通報した計画によると、打ち上げは4月12~16日の期間に行われる。沖縄県の石垣島など先島諸島の上空を通過し、ロケットの2段目がフィリピン・ルソン島の東方沖に落下する。
これに対し、防衛省は、2009年4月に北朝鮮の弾道ミサイルが東北地方の上空を通過した時と同様の迎撃態勢を取る方向だ。09年の打ち上げの際は、日本海と太平洋にイージス艦計3隻を展開し、秋田、岩手両県や首都圏にPAC3を配備した。
北朝鮮が衛星打ち上げに偽装してミサイル打ち上げ実験を行うというのに何もしないわけには行かないだろうから、前回に倣った定番の配備だろうし、これが特に問題とも思えない。ただ、こちらが騒いだ分だけ北朝鮮には効果があったことになり、当然のこと高い金をかけて打ち上げた甲斐があったと喜ぶだろうから、あまり右だ左だと右往左往しないで淡々黙々と配備をしてその時を待った方が良いのではないだろうか。政治家は時として腹を据えて盤石の態勢でその時を待つ必要があると思うが、今の政権では無理だろうか。
日本ブログ村へ(↓)