19日の日経平均株価は、休日の谷間で取引は不活発であったが、何とか震災による急落後の戻り局面で付けた昨年7月8日の高値を上回って、前週末比12円16銭高の1万141円99銭と5日続伸だった。引けにかけて手じまい売りに押されたが、それなりにそこは堅くプラス圏を維持したようだ。東証1部の出来高は19億5109万株と、3月5日以来の20億株割れ。売買代金は1兆1143億円と、2月13日以来の低水準。騰落銘柄数は値上がり881銘柄、値下がり610銘柄、変わらず183銘柄。
19日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後遅くに売り姿勢が強まり、1ドル83円台前半に下落した。午後5時現在は83円14~15銭と前週末比39銭のドル安・円高だった。朝方は輸入業者の五・十日のドル買いが意識され、83円台半ばまで戻す場面もあったが、午後は上値が重く、明日の東京市場が休日であるため、積極的にポジションを傾ける動きはあまりみられなかった。終盤に海外勢が参入すると、前週末のニューヨーク市場で付けた83円10銭台の安値を試そうというムードが強まったようで下げに弾みが付いた。
前週までドル円相場のけん引役となっていた米経済指標の好調ぶりや、米長期金利の上昇にやや一服感が広がっており、膨らんでいたドル買いポジションの調整の動きが続いている。ただ、日米間の金融政策の格差から、またドルは買い直される可能性が高いとの見方が強いようだ。しかし、今夜の海外市場では特に注目される指標発表は予定されておらず、さらに大きくは動きづらいという。
今日のトヨタは小幅な下落、ドルの一服で株価も一服だろうか。しかし、三菱重工はしっかりと値を上げ、コマツもなかなか元気が良いようだ。
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