16日後場の日経平均株価は、週末の調整か売り買いともに活気がなく、前日比6円55銭高の1万129円83銭と4日続伸ながら小幅な上げだった。下値では押し目買いが支えになったものの、ドル・円の上値が重くなり、週末ということもあって動意薄の展開が続いた。また、アジア株も高安まちまちで推移したことも、方向感をつかみづらくする一因となったようだ。東証1部の出来高は22億4万株。売買代金は1兆3059億円。騰落銘柄数は値上がり975銘柄、値下がり531銘柄、変わらず170銘柄。
16日の東京外国為替市場で、ドル・円はもみ合いとなったようだ。朝方から断続的に輸出企業がドルを売ったほか、週末でドル買いを控える傾向があったようだ。ドル・円は一時83円25銭まで弱含み、昨日付けた約11カ月ぶりの高値84円17銭から1円近くの下落となった。しかし、これまでドル・円は一本調子で上昇し、押し目らしい押し目がなかったので、下値で買いたい向きは多いといい、ドル・円は下げ渋っているようだ。また、15日に発表された3月ニューヨーク連銀製造業景気指数など一連の米経済指標がいずれも市場予想より良好だったことから、ドルを積極的に売っていく地合いではないという。
トヨタはドルが下げたことを嫌気したのか、小幅な下落、三菱重工は400円台を回復するなど快調、コマツも大幅に値を伸ばしている。
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