沖縄・尖閣諸島沖の日本の領海内に16日、中国の海洋調査・監視船1隻が一時侵入した。海上保安庁が直ちに退去するよう無線などで警告。1隻は領海を出た後、もう1隻とともに領海のすぐ外側を沿い、同諸島の回りを時計回りに航行している。中国公船が領海内に侵入したのは、昨年8月に漁業監視船2隻が一時侵入して以来。海保によると、2隻は中国国家海洋局所属の「海監50」と「海監66」。
16日午前6時ごろ、尖閣諸島久場島から北東約40キロの日本の接続水域内を航行しているのを海保の巡視船が確認。巡視船が領海内に侵入しないよう無線で警告し、監視を続けた。海監50は、午前9時38分から10時3分ごろまで日本の領海に侵入した。
巡視船が航行目的を尋ねた際には、海監50は「この海域でパトロールを行っている。魚釣島を含むその他の島は中国の領土だ」と応答。同船の電光表示にも日本語や中国語、英語で同内容を表示しているという。
海保によると、海監は先月には久米島沖の日本の排他的経済水域「EEZ」で、海洋調査をしていた海保の測量船に2度にわたり、無線で調査中止を求めていた。海監が領海内に侵入したのは、20年12月に2隻が9時間にわたりとどまって以来となる。
わが国の領海に侵入してくる艦船は撃沈、撃沈、とはいかないだろうが、中国も何とか尖閣諸島に既成事実を作りたいのだろう。中国の主張が国際海洋法裁判所で認められなかったという中国にとって不利な事情もあるので焦っているのだろうか。ぎりぎりの挑発をして日本側の出方を探り、何かしら摩擦が生じれば一気に武力侵攻となるのだろうか。北朝鮮も危ないが、この国はもっと危ないかもしれない。
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