14日の日経平均株価は、終始、1万円台を維持して、前日比151円44銭高の1万50円52銭と大幅続伸だった。先物や上海株の安値が重しとなって終盤に失速し、この日の安値で引けたが、終値としては昨年7月27日以来約7カ月半ぶりに1万円台を回復した。大台回復による達成感から、さらに上値を追うような展開になりづらかったというが、ドル・円の上昇基調を背景に、売りも出しにくく、下値は限られたようだ。東証1部の出来高は23億4125万株。売買代金は1兆4631億円。騰落銘柄数は値上がり1033銘柄、値下がり469銘柄、変わらず172銘柄。
14日の東京外国為替市場では、ドル・円が一段高で、一時83円31銭まで上昇して11年4月15日以来約11カ月ぶりの高値を付けた。輸入企業のドル買いや海外勢のドル買い意欲も強く、午後に上値を伸ばしたようだ。また、13日の米国株式の大幅高を受けてアジア各国株式が軒並み上昇し、投資家のリスク許容度がさらに改善したことから円が売られやすい地合いとなったという。
13日には日銀の白川方明総裁が金融政策決定会合後の会見でデフレ脱却に向けて強い姿勢を示す一方、FOMC(米連邦公開市場委員会)声明文では米景気判断が上方修正され、追加緩和期待が後退したが、日米金融政策の方向性の違いがドル・円の上昇につながっているという見方があるようだ。午前7時以降、ドル・円は82円83銭-83円31銭で推移している。
トヨタは一時3,500円台に乗り、東証1部の売買代金2位で大震災発生前の水準を回復した。三菱重工もしっかりと値を伸ばし、コマツも大幅高だった。
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