27日の日経平均株価は、円安基調で株価は上げたが、上値が重くなると売りに押されて、前週末比13円45銭安の9633円93銭と4営業日ぶりに小反落だった。一時は下げ渋ったが、終値でプラス圏は維持できなかったようだ。TOPIXは小幅高で取引を終え、4日続伸した。東証1部の出来高は24億9281万株。売買代金は1兆4621億円。騰落銘柄数は値上がり793銘柄、値下がり730銘柄、変わらず150銘柄。
27日の東京外国為替市場のドル円相場は、海外市場でのドル高・円安基調を引き継いで始まったが、上値は重くなりがちだった。午後5時現在は81円09~12銭と前週末比53銭のドル高・円安だった。好調な米経済指標で前週末に大幅に上昇したドルは、週明け朝方のオセアニア市場では約9カ月ぶりに、一時81円66銭前後まで値を上げた。投機勢が、ドル売りポジションを抱えたFX投資家のストップロス発動を狙ってドル買いを仕掛けたのだろうという。
しかし、ドル買いが一巡した後は、月末を控えた輸出企業の売りや、投機筋の利益確定売りが出て伸び悩んだようだ。月初からの5円50銭以上の急伸で相場が過熱気味なことや、日米金利差の点でも、米連邦公開市場委員会(FOMC)が次回会合で日銀の緩和姿勢を追いかける可能性があるといい、午後は売りが優勢となり、一時81円台を割り込む場面もあったようだ。
今日のトヨタは値動きなし、ドルの伸び悩みが影響したのだろうか。三菱重工はしっかり、その代わりコマツはやや値を落として引けたようだ。
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