22日の日経平均株価は、ドル高円安で1ドル80円を超えたことから輸出関連株などが値を上げ、前日比90円98銭高の9554円00銭と反発。終値としては昨年8月4日以来6カ月半ぶりに9500円台を回復した。東証1部の出来高は24億3765万株。売買代金は1兆4151億円。騰落銘柄数は値上がり1492銘柄、値下がり123銘柄、変わらず55銘柄。なお、2部指数は27日続伸し、連騰日数の最長記録を更新した。
22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後に入ってドルが上げて、昨年8月以来約6カ月半ぶりに1ドル80円台に上昇した。午後5時現在は80円04~04銭と前日比27銭のドル高・円安だった。特に目立つドル買いの材料は、ドル円ベースではなかったようだが、日銀の追加緩和策や日本の貿易赤字、米景気回復期待などがドル買い・円売りを誘ったようだ。それにしてももう少しもみ合うかと思った80円ラインだが意外にあっさりと超えてしまった。輸入業者の焦りが、ドル買い・円売りを急いだ可能性も考えられるという。しかし、80円台を付けてからの上昇スピードは鈍く、輸出企業などの売りがかなり厚いようだという。当面は85円程度までドルが上げてくれると良いのだが、あまり上げ過ぎると発電用の燃料調達経費が増加して経済にブレーキをかける恐れもあるようだ。
今日のトヨタは円安を好感してしっかりと上げている。三菱重工は原子力発電所の稼働基数が全国で2基に減少したことから、ガスタービン発電プラントなどの需要増加に期待が広がったようだ。また、このところの円安により造船部門の事業環境好転の期待もあるようだ。コマツは小幅ながらこれも値を上げてい引けている。
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