防衛省は19日、平成23年度第3四半期の緊急発進実施状況を公表した。中国機に対する緊急発進回数は143回(同22年度は96回)で、四半期ごとに公表する形式となった平成14年度以降、最多。
緊急発進の総数は335回で、過去5年間で最多。うちロシア機に対する発進回数が175回(前年同期比45回減)で約52%、中国機に対するものが約43%、台湾機が約1%、その他が約4%。
中国機に対する緊急発進が増えたため、南西航空混成団の緊急発進回数が150回(前年同期65回)と倍増している。防衛省は「中国の戦闘機が尖閣諸島周辺に飛来するケースが増えた」としている。領空侵犯はなかったが、昨年9月、ロシア機が日本海を一周したケースがあった。
航空自衛隊の戦闘機の数は減少しているが、中国は日の出の勢い、ロシアも経済が復興しつつあり、なかなか元気が良い。民主党様は戦車や戦闘機の数を軒並み減らして、「動的防衛力」などと言葉遊びに終始して構うところがないが、国家の安全保障にもう少し気を配った方が良いのではないか。戦車の数ももう少し増やした方が良いだろうが、何よりも制空権を取られた軍隊のみじめさは前回の戦争で嫌と言うほど味わっただろう。戦闘機260機と言う数が妥当かどうかもう一度検討すべきではないだろうか。
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