田中直紀防衛相は15日午前のNHKの討論番組で、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊施設部隊の派遣に関連し、PKO参加五原則の一つである武器使用基準と、武器輸出三原則を混同して発言する場面があった。田中氏の防衛相起用をめぐり、野党内には「また素人で大丈夫か」(石原伸晃自民党幹事長)との声があり、24日召集の通常国会で追及材料となりそうだ。
PKOに参加した隊員の武器使用は、正当防衛や緊急避難の場合に認められる。自国のPKO要員や要員の保護下にある人の生命・身体の防護などに限られ、民主党内で緩和を議論している。しかし、番組で防衛相は、武器使用基準の緩和について問われたのに対し、「PKOで使った空港や橋、道路などを建設する道具は、(その)国に置いてこれるように検討している」などと述べ、政府が昨年末に決めた武器輸出三原則の緩和内容を繰り返し、認識不足を露呈した。
武器使用基準と武器輸出三原則、ちょっと関心を持って新聞記事など読んでいればまず間違えることはないと思うが、どうしてそんなことを取り違えるのだろうか。国政に携わる者としての代議士様の認識と言うのはその程度のものなのだろうか。防衛に素人というよりも、この程度のことはそれなりの立場にある社会人としての常識の範囲ではないだろうか。
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