パネッタ米国防長官は、デンプシー統合参謀本部議長とともに8日放映されたCBSテレビの番組に出演し、イランが世界的な原油輸出航路のホルムズ海峡を封鎖することは決して許さないと強調、イランが海峡を封鎖すれば「われわれは行動を起こす」と述べ、軍事行動も辞さないと警告した。
 
 
パネッタ長官は「ホルムズ海峡封鎖は越えてはならない一線だ」と強調、封鎖には「対処する」と言明した。
 
一方、デンプシー議長は「イランは海峡封鎖能力獲得のため投資しており、一時的に封鎖する能力がある」と指摘。その上で「封鎖は世界的にも容認されず、われわれは行動を起こし、海峡を再開通させる」と述べ、軍事力を行使する考えを明らかにした。 
 
 
危ない国がまた危ないことを言い出している。どっちが危ないかと言えばそれはイランだろうが、核開発疑惑とそれに対する制裁、相も変わらず同じようなことを繰り返している。どちらにもそれぞれ理由があるのだろうが、ホルムズ海峡を封鎖されると世界経済に対する影響は計り知れない。まして足元がぐらつき欧州も危ない時に。米国も黙ってはいられないだろう。そして中東原油に頼っている日本も。もっとも日本は封鎖解除には参加できないだろうから、ハラハラしながら見守るだけか。脱原発とは言っても他に頼るべきエネルギー源があるわけではなく、化石燃料に頼らざるを得ない状況は変わらない。せめて備蓄を増やすなどできる対応はすべきだろう。「石油の一滴は血の一滴」にならないように。
 
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