訪米中の石原伸晃自民党幹事長は12日午後(日本時間13日未明)、ワシントン市内で講演し、中国が領有権を主張する東シナ海の尖閣諸島(沖縄県)について「速やかに公的な所有にすべきだ。漁船の避難港を整備し、自衛隊の常駐も考えなければならない」と述べ、早期の国有化が必要との考えを示した。
 
 
石原氏はその理由として、中国の空母建造や対艦弾道ミサイル開発の動きに触れ、「東アジアの軍事バランスは10年前、自衛隊の先進技術を持つ日本に分があったが、この状況は変わった」と指摘。その上で「日本の防衛費は何年にもわたり国内総生産(GDP)比1%程度で推移してきたが、中国の軍拡の動きを受け、わが国も防衛費を増やす努力をしなければならない」と述べた。
 
 
日本の領土という以上は何らかの手段で実効支配を確立するのは当然だろう。自国の領土を支配するのにどうして隣国に気を使い顔色を窺わなくてはいけないのか。政府の方針には理解に苦しむ。わが国は軍事大国になる必要はない。しかし、国民の穏やかで平和な生活を守るためには自存自衛の努力も必要だろう。これも独立主権国家として当然のことだろう。当然のことを当然のこととしてできない国には首を傾げざるを得ない。
 
 
日本ブログ村へ(↓)