一川保夫防衛相は7日の参院決算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡る前沖縄防衛局長や自身の発言を巡り与野党から辞任論が出ていることに関し、「確かに私自身もいろんなことをすべて勉強することは不可能だ」と述べた。民主党の前原誠司政調会長が3日に一川氏を「勉強不足が過ぎる」と批判したことについて、公明党の加藤修一氏がただしたのに答えた。

また自民党の片山さつき氏が航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)に応募している3機種に求められる機能を尋ねたのに対し、一川氏は「機種選定の最終的な段階で、答えを差し控える」との答弁を繰り返した。野田佳彦首相が「(一川氏は)3種類の機能などは把握している。決定したあかつきに、すべて説明する意味で答えている。きちんと職務を遂行できる」と答弁し、一川氏に「助け舟」を出す場面もあった。
 
すべてを承知する必要はないだろうが、概略を把握しておく必要はあるだろう。スタッフがいるのだから話を聞けばいい。細かなことまですべて知っておく必要はないが、大筋は把握しておかないと仕事にならないだろう。F-X選定でとんでもないことを言い出さないと良いが、案外、国産化率が高いからタイフーンが良いなどと言い出すかもしれない。とぼけた答弁ばかりしていないでスタッフの話をしっかりと聞きなさい。すべてを知っておかなくても務まるほど大臣の仕事はお気楽なのかな。
 
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