航空自衛隊小松基地(石川県小松市)に所属するF15戦闘機の燃料タンク落下事故で、小松基地は2日、タンク内の配線のショートで生じた火花が、気化した燃料に引火し爆発したことが原因だったと発表した。

配線は機体へ送る燃料を遮断している電磁開閉弁用で、左翼下にあるタンク内のアルミ製配管に収められている。基地によると、配管の継ぎ目を固定するナットが脱落し、配線が機体の振動で配管の継ぎ目部分でこすれ、表面を覆うビニールの被膜がはがれて配管と接触しショートしたらしい。

ナットの点検は空自の整備項目にはなく、事故機のタンクは約5年間、締め直していなかった。事故後、全国のF15のタンクを検査したところ、約2割でナットが緩んでいた。空自は再発防止策として年1回、タンクを分解してナットの点検をするよう整備方法を変える。
 
やはりタンクの劣化が原因だったようだ。そんなに後生大事に使うものでもないだろうけど予算の問題があるのだろうか。しかし、一応原因も解明できたし、今後はできるだけ事故のないように訓練を積んでほしいところだ。何しろ、日本を取り巻く状況は決して安定しているわけではないのだから。終日のたりのたりと穏やかなのは防衛大臣様だけだろうか。
 
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