29日の日経平均株価は、米国株高に引っ張られながら、先物への買いがさらに上げ足を速めて、前日比190円33銭高の8477円82銭と大幅に続伸し、高値引けだった。終値としては17日以来約2週間ぶりに8400円台を回復した。アジア株も底堅く推移し、流れが変わったという意見もあり、戻りを試す動きが強まったという。東証1部の出来高は15億6907万株。売買代金は9408億円。騰落銘柄数は値上がり1472銘柄、値下がり121銘柄、変わらず66銘柄。
29日の東京外国為替市場のドル円相場は、欧州債務問題対策がやや進み、米国の景気回復に対する期待もあって、午前中には一時1ドル78円28銭と、約1カ月ぶりの高値水準に上昇したようだ。午後遅くはやや伸び悩み77円後半で推移した。午後5時現在は77円92~93銭と前日比22銭のドル高・円安だった。ユーロ圏財務相会合や欧州連合(EU)財務相理事会を控えて、新たな危機対策が打ち出されることへの期待感が強まったようだ。
また、米国のクリスマス商戦の出足が好調だったことも、米景気の先行きに対する楽観的な見方を誘い、円を売ってドルやユーロを買う動きを後押ししたという。しかし、午後は欧州の会合内容を見極めたいという気分が強まったようで、ドルは次第に伸び悩んだ。株高を背景に投資家のリスク選好がやや回復しつつあることや年末に向けた金融機関の米ドル資金調達意欲の高まりが、目先的なドルの下支え要因になるとの見方があるようだ。
トヨタは、家庭用電源からの充電が可能なプラグインハイブリッド車、新型「プリウスPHV」の受注を開始したようだ。そのためでもないだろうが、今日も株価はしっかりと上げている。三菱重工、コマツも大きく値を伸ばして万々歳のようだ。
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