大阪府知事・市長のダブル選の投開票から一夜明けた28日、府連レベルで「大阪維新の会」の対立候補を支援したはずの民主、自民両党からは一転、橋下徹新市長、松井一郎新知事を評価する発言が相次いだ。
自民党の石原伸晃幹事長は28日夕、大阪市内で開かれた同党の現職衆院議員のパーティーをはしごした。
「(選挙結果を)重く受け止め、しっかり(当選した)2人を応援させていただく」
公然と橋下氏らを持ち上げる石原氏。次期衆院選大阪14区からの立候補を予定している谷畑孝氏(09年は近畿ブロックで復活当選)は「橋下新市長はやっぱりえらい男や」。
橋下氏は27日夜の記者会見で、ダブル選で公約した「大阪都構想」の実現へ既成政党に連携を呼びかけた。協力しない近畿圏の議員の選挙区には次期衆院選で対立候補を擁立する考えを示すことで「踏み絵」を迫る。
早速、大阪に乗り込んだ石原氏は都構想に対し「寛容な心で受け入れればいい」と協力姿勢を鮮明にし、同党の谷垣禎一総裁も28日、名古屋市の講演で「十分研究する必要がある」と語った。
野田政権側も藤村修官房長官が28日の記者会見で、政府として橋下氏との協議に「要請があればもちろん受ける」と積極姿勢を示した。次期衆院選をにらんで「橋下人気」にすり寄る2大政党。
ただ、実際に大阪都構想を具体化しようとすれば、既存の地方自治制度の根幹にかかわる大作業となる。橋下氏が既成政党の対応を見極める期限とした「12月末まで」に結論を出すのは不可能に近い。
自民党の大島理森副総裁は28日、「具体的設計が明確でなく、論評は困難」とコメント。同党幹部は「発言内容を幹部によって使い分けるようにした」と橋下氏を敵に回さないよう神経を使っている実情を明かした。
民主党の輿石東幹事長は28日の記者会見で「橋下さんの構想を正しく知って判断せねばならない」と語り、都構想の評価に踏み込むのは避けた。
自民党の石原伸晃幹事長は28日夕、大阪市内で開かれた同党の現職衆院議員のパーティーをはしごした。
「(選挙結果を)重く受け止め、しっかり(当選した)2人を応援させていただく」
公然と橋下氏らを持ち上げる石原氏。次期衆院選大阪14区からの立候補を予定している谷畑孝氏(09年は近畿ブロックで復活当選)は「橋下新市長はやっぱりえらい男や」。
橋下氏は27日夜の記者会見で、ダブル選で公約した「大阪都構想」の実現へ既成政党に連携を呼びかけた。協力しない近畿圏の議員の選挙区には次期衆院選で対立候補を擁立する考えを示すことで「踏み絵」を迫る。
早速、大阪に乗り込んだ石原氏は都構想に対し「寛容な心で受け入れればいい」と協力姿勢を鮮明にし、同党の谷垣禎一総裁も28日、名古屋市の講演で「十分研究する必要がある」と語った。
野田政権側も藤村修官房長官が28日の記者会見で、政府として橋下氏との協議に「要請があればもちろん受ける」と積極姿勢を示した。次期衆院選をにらんで「橋下人気」にすり寄る2大政党。
ただ、実際に大阪都構想を具体化しようとすれば、既存の地方自治制度の根幹にかかわる大作業となる。橋下氏が既成政党の対応を見極める期限とした「12月末まで」に結論を出すのは不可能に近い。
自民党の大島理森副総裁は28日、「具体的設計が明確でなく、論評は困難」とコメント。同党幹部は「発言内容を幹部によって使い分けるようにした」と橋下氏を敵に回さないよう神経を使っている実情を明かした。
民主党の輿石東幹事長は28日の記者会見で「橋下さんの構想を正しく知って判断せねばならない」と語り、都構想の評価に踏み込むのは避けた。
「大阪維新の会」圧勝は既存政党への不信と批判だろう。与党にしても野党にしても既存政党に任せていても何も変わらないし、閉塞感は増すばかりだ。大阪都構想がどうなるかは分からないが、閉塞感に委縮しているだけでは何も変わらないのだから大胆な発想に賭けてみようという大阪市民の選択だろう。
既存政党も保身にばかり走って大胆なことは何もできない。新しい新鮮なことは単にパフォーマンスで後でこけて落胆するばかり。政治家にはもう何も期待できない。民主党には期待できない、しかし、元の自民党政治に戻るのも嫌だ。国民の気持ちはそんなところだろう。
政治は高度な専門職、それを忘れて素人にもできるんじゃないかと思わせるような政策ばかり打って結果が伴わなければそっぽを向かれるのは当然だろう。維新の会は政治素人集団、それが既存の政党にはない大胆な構想を打ち出してきた。この構想がこの先どうなるのか確かな筋道は見えて来ない。しかし、大阪市民以外にもこの構想に注目している国民が大勢いるだろう。強い意志と大胆な構想、それが人の心を惹きつけたのだろう。これで既存政党が危機感を持って反省してくれるといいのだが。
でも、やはり日本人は他力本願で、大阪人は派手で景気の良い話は好きなのかもしれない。
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