15日の日経平均株価は、米国株やあっじあ株の下落で先物が売り込まれ、薄商いも影響して、前日比61円77銭安の8541円93銭と3営業日ぶりに反落したようだ。じりじり上げる円高も株価にマイナスの影響を与えているようだ。東証1部の出来高は12億2796万株。売買代金は7287億円と、昨年12月28日以来の低水準となった。騰落銘柄数は値上がり499銘柄、値下がり955銘柄、変わらず186銘柄。
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、1ドル77円前後でもみ合う展開となったようだ。午後5時現在は1ドル76円97~98銭と前日比10銭の小幅ドル安・円高水準で推移しているようだ。朝方は海外市場でドル安が進んだ流れを引き継いでドル売りが先行、東京市場としては半月ぶりに76円台を付けたが、正午前には一転してドルを買う動きが強まり、77円台半ばまで値が飛ぶ場面もみられたが、一時的なもので77円を挟んだ動きが続いているようだ。
ドル安の一因として、アジア太平洋経済協力会議(APEC)財務相会合の先の声明に、『市場決定に基づく為替相場』という文言が盛り込まれ、介入は難しいとの見方が根強いのではないかという。しかし、輸出企業など実需のドル売りは、前月末の大規模介入でかなり消化されており、今の水準で積極的に売る向きは少ないので、ドルの下げ足が速まる状況にはないようだという。
今日のトヨタ、三菱重工は小幅な反落で引けているが、コマツだけは小幅ながら値を伸ばしている。トヨタは震災、円高、タイの洪水被害と今年はいいところがないようだ。ほかの会社も製造業に関しては似たり寄ったりの状況だろうが。
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