玄葉光一郎外相が就任後の10月、沖縄県の尖閣諸島について「中国に差し上げればいい」と非公式な場で発言したとの記事が、10日発売の週刊新潮に掲載されることが分かった。これに関し、外相は9日の記者会見で「どんな状況であってもそんなことを言うはずがない。百パーセントあり得ない」と全面否定した。
 
週刊新潮が報じる記事によれば、玄葉氏は10月28日夜に都内の韓国料理屋で「沖縄は米軍に占領されているようなものだ」「中国が尖閣を欲しいと押し出してくれば、中国に差し上げればいい」などと発言したとされる。 
 
本当にこんなことを言ったのかどうか、言ったのだろうけど、国際感覚ゼロだな。太平洋戦争前なら蒋介石の国民党と手を結ぶ選択もあったと思うが、今は中国と手を結んでも亡国以外の何物でもない。防衛費を現在の3倍くらいに増やして空母や戦略原潜でも装備して武装中立でもするのなら別だが、現状では米国と同盟関係にあることが日本にとって必要条件だろう。
 
尖閣諸島など欲しいならくれてやればいいと言うが、尖閣諸島をくれてやれば南西諸島全体をよこせと言い出すだろう。下手をすれば九州辺りまで取られるかもしれない。岩だらけの小さな小島でも国家の根幹たる国土だ。それを他国にくれてやればいいなどと言うのはそれだけで為政者失格と言うべきだろう。
 
 
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