31日の日経平均株価は、政府日銀の為替介入にもかかわらず、相変わらずの円高懸念やアジア株安の影響で前週末比62円08銭安の8988円39銭と3営業日ぶりに反落し、安値引けだった。ドル・円が79円台前半でこう着するなか、小安い水準でもみ合ったが、引けにかけて先物への断続的な売りに押されて下げ基調を強めた。東証1部の出来高は17億7912万株。売買代金は1兆1751億円。騰落銘柄数は値上がり560銘柄、値下がり956銘柄、変わらず149銘柄。

31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前中は政府・日銀が約3カ月ぶりにドル買い・円売り介入を実施したことから急伸したが、午後は79円を挟んで伸び悩んだようだ。午後5時現在は1ドル78円79~80銭と前週末比2円96銭の大幅ドル高・円安で推移しているようだ。シドニー市場で戦後最安値の1ドル75円32銭まで下落したことから為替介入が始ったが、その後、円が急落し、午前11時半すぎには79円台半ばを付けたが、その後は、79円20銭近辺でのこう着状態が続いた。午後3時過ぎには再び引き締まり、この日の高値近辺の79円53銭を付けたが、欧州勢が参入すると、再度、78円90銭台近辺で小動きとなった。
 
市場では、米国の金融緩和観測が根強く、今回の介入によってドル安・円高の流れが反転するとは考えづらいというが、先物市場などでドル売りポジションを抱えている投機家がおり、ドルを買い戻す可能性がある。8月の介入時に比べて、金融市場の不透明感も改善しているので、介入効果は前回よりも長続きするのではないかという。
 
今日のトヨタは小幅な上昇、為替介入が良い影響を与えるといいが。三菱重工は横ばい、コマツはアジア株安が影響したのか大きく値を下げている。
 
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