国債や借入金、政府短期証券の残高を合計した「国の借金」の2011年度末の残高見込みが1,000兆円を突破する見通しとなったことが21日、わかった。東日本大震災の復興財源を賄うため、11年度第3次補正予算案で復興債を11兆5,500億円発行することなどが影響する。
 
国の借金は6月末時点で943兆8,096億円と過去最大額に膨らんでいる。財務省は11年度末の残高を995兆9,232億円(2次補正予算ベース)と見込んでいたが、3次補正編成に伴い一層の拡大が避けられない状況となった。 
 
1,000兆円て金額、FX候補のF-35、1機の値段を100億とすると10万機、原子力空母のジョージ・ワシントンが航空機込みで1兆円で1,000隻、年間の防衛費を5兆円とすると200年分、すごい額だ。この借金分を防衛費に注ぎ込めば日本は世界を統一できるだろう。
 
 
しかし、年金や医療費といった社会保障費で考えると年間100兆円で1,000兆円もたったの10年分、大したことはないじゃないか。それよりも社会保障費に100兆円もかかる世の中の仕組みが異常なんだろう。年金など支払った額に一定の利率をかけて払い戻して止めてしまうとか、個人責任で民営化してしまうとか、何とかしないと税金を上げ続けても賄えないかもしれない。
 
 
第2のギリシャにまっしぐらのこんな国の通貨が安定資産と言うのもおかしな話だが、社会的弱者の定義をもう一度考え直してシステムを作り直すべきだろう。過剰な平等主義や行き過ぎた正義感、度を越した他力本願など、この国はどこかおかしくなっている。
 
 
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