スマホが大ブームのようだ。通信各社も販売に力が入るようだ。auがiPhoneを販売し始めればドコモはニューモデルを発表する。ソフトバンクも元祖iphonで頑張る。街中で携帯電話をいじっている人を見ても大雑把に半数ほどはスマホのようだ。かく言う僕も今回スマホに買い替えた。これまで5年ほど使っていた携帯電話の機能がひとつ、ふたつと失われ始めたのでこの際と思ってスマホに買い替えた。
機種はトヨタとともにF1を戦ったパナソニック製、これは価格・機能云々の問題ではなく応援していたパナソニックトヨタのスポンサーへの支援のつもりだった。まあ、多かれ少なかれどれもこれも似たようなもので機能にそれほどの差異はなさそうだし。デザインもそんなに悪くないし。
で、店舗でこれこれのメーカーの機種をと言うと対応した店員さんは、契約状況を確認して、「お客様の使用状況だと一般の携帯の方がお得かと思いますが」とのたまった。それを制して、「銭金の問題ではない。今回はスマホにするのでそうして欲しい」と答えると、まあ、向こうも商売なのでそれ以上は何も言わずに端末を出してきた。
こうして僕もスマホの使用者になった。それで使ってみたスマホの第一印象はと言うと、「これってパソコンじゃん」というものだった。それはそうだろう。スマホは電話機能を持った超小型パソコンなのだから。CPUは1Ghzでその辺のネットブックと変わらない。ものによってはデュアルプロセッサなんてものもあるようだ。
使い勝手はと言うと最初のうちはタッチパネルセンサーにちょっと戸惑う。特にキーボードは違和感があった。でもすぐに慣れた。ただ、長文を打つのはちょっと問題がありそうに思う。ツゥイッターやSNSなどの短文なら使い勝手はさほど悪くないだろう。
電話機能は従来の携帯とほとんど変わらない。ただ電話に出るのにタッチセンサーの操作にちょっとコツが要るようだ。しかし、それも慣れればどうってことはない。メールも使いやすい。総じて通信機能は従来の携帯と変わったことはない。
カメラ・ビデオ機能も一度使えば簡単に使える。画像の解像度は機種によって異なるが、年に数枚しか写真を撮ることのない僕には全く問題はない。動画も撮影できるが今のことろ動画を使う予定はない。1,2回、試しに使ったが、簡単に動画を録画できるには感心した。画質にこだわらなければ、もうホームビデオも要らないかもしれない。
壁紙もいろいろなアプリがあって自由に自前の物が作成できる。女性に優しい機種のようでちょっと男の僕には気恥ずかしいものもあるが。
その他にもさまざまなアプリのアイコンがあるので、「こんなにあるのか」と思ったら、プリインストールのものと自分でダウンロードするものがあるようだ。契約時、TVか電子書籍かどちらかを契約しろと言うので電子書籍にしたが、アナログ人間でジャンルに好みがあるのでまだ使ったことはない。
ネット接続も簡単、通信速度も速い。もっと早いのも出るようだ。ただ、そうそうネットに接続するわけでもないし、自宅に帰ればネット環境は整っているので敢えてスマホを使う必要もない。画像を見たり動画をダウンロードしたり、あるいはゲームアプリを使ったりと言うこともいろいろと出来るだろうが、あれもできる、これもできると言っても宮仕えの身ではそれほど時間がない。
一般にスマホで使う機能と言うと、見る、聞く、読むという機能だろう。画像や動画を見たり、音楽を聴いたり、文字情報を見たり、そんなところだろう。後はお財布携帯機能、赤外線通信機能、ワンセグ、ナビ、ぐるナビ、ゲーム、インターネット、そんなものだろうか。
よくスマホを使いこなそうと言っているのを聞いたり目にしたりするが、操作それ自体はそんなに難しくない。パソコンを使っていればそうそう違和感はない。要は慣れの問題だろう。大体、同じ人間が作ったものだから使えないなんてことはあり得ない。要するに電話が出来る超小型パソコンだと思えばいい。
モバイルが良いのか、タブレットが良いのか、スマホが良いのかは好みの問題だろう。タブレットと楽々ホンと言うのも悪くない組み合わせかも知れない。欠点は電池の消耗が激しいこと、これは液晶が大きくなっているし、CPUの処理能力も大きいのでやむを得ないだろうが。それと価格がパソコンに接近しているというところだろうか。
まあ、どこでどの程度どんな使い方をするのかということだろうが、新しいものを使うことは脳に適度な刺激があって老化防止になるかもしれない。長く使っている人たちに難に浸かっているかと聞いてみるが、ネット検索や外出時のナビ機能、ゲーム、音楽などでそれほど大したことに使ってはいないようだ。どの程度使えば使いこなしたというのか知らないが、使いこなせるかどうかは機械の問題ではなく使う側の時間と個人の情報処理能力だろう。
従来型の携帯電話にスマホ、どっちがいいかと一概には言えないが、まあ、好みの問題と使い方だろうか。それにしても一昔前とは比較にならない膨大な情報を我々は一体どうして処理しながら使っていくのだろうとは何時も疑問に思う。人間の脳はそれほど進歩はしていないだろうから。これまでそれぞれ単独のデバイスで使わなくてはならなかった情報の取得を手のひらサイズの機械で一元的にできるようになったことは喜ばしいことなのかもしれない。
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