26日の日経平均株価は、ユーロが弱含んだことで投資家の嫌気を誘い、前週末比186円13銭安の8374円13銭と大幅に続落し、年初来安値を更新。終値で8400円を割り込むのは09年4月1日以来。株価は一旦は下げ止まって8400円を回復したが、上値は重く、ユーロ・円が再び下げ基調を強めると、日経平均も一時200円超安を付けた。東証1部の出来高は21億2772万株。売買代金は1兆4280億円。騰落銘柄数は値上がり228銘柄、値下がり1381銘柄、変わらず57銘柄。
 
週明け26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後に入り欧州債務問題を嫌気したユーロ売り・円買いにつれて1ドル76円台前半に下落したが、後にやや戻した。午後5時現在は、1ドル76円49~50銭と連休前比06銭の小幅ドル高・円安だった。ユーロは一時、約10年ぶりのユーロ安・円高水準となる101円台を付けたようだ。
 
午前は、76円台半ばでもみ合っていたが、午後に入ると、欧州債務問題に加えて、日本株やアジア株の下落が引き金になって、投資家の不安心理が増幅し、ユーロを売って円を買う動きが広まり、ドル・円相場でもドルが押し下げられたようだ。9月中間期末を控えた国内輸出企業によるドル売り・円買いの動きも拍車をかけたようだ。夕方には、欧州勢がユーロの買い戻しに出たのかやや持ち直したようだ。この動きに先導されるようにドル・円相場も20~30銭ほど反発したという。
 
防衛省が午前、次期戦闘機「FX」の機種選定3機種に絞ったと伝えられ、ライセンス生産を行なう可能性のある企業として、三菱重工業、IHIの株価とともに注目された川崎重工だが、3銘柄中、唯一の安値更新となったという。ライセンスならば三菱重工だろうが、今日はトヨタ、コマツとともにもう見るも無残と言う結果だった。
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