22日の日経平均株価は、アジア株の値下げを嫌気して大きく値を下げた後は安値で動きがなく、前日比180円90銭安の8560円26銭と大幅反落だった。終値としては9月14日以来約1週間ぶりに8600円台を割り込んだ。下落率が2%を超えたため、日銀によるETF買い入れや、年金の買いが意識されたようだ。東証1部の出来高は17億407万株。売買代金は1兆2098億円。売買代金は3営業日ぶりに1兆円台を回復した。騰落銘柄数は値上がり392銘柄、値下がり1175銘柄、変わらず98銘柄。
 
22日の東京外国為替市場のドル円相場は、株安を受けて投資家心理が悪化したことを手掛かりにユーロ売り・円買いが強まったことから1ドル76円台半ばでこう着、午前中に比べて伸び悩む展開となったようだ。午後5時現在は76円43~44銭と前日比09銭の小幅ドル高・円安だった。21日、FOMCで、連邦準備制度理事会(FRB)が、償還まで3年以内の国債を売って長期国債を買い入れる「ツイストオペ」を決定したことから、米2年債利回りなどが上昇し、ドル買い・円売りの動きにつながったようだ。

午後に入って買いが一巡した後は、76円台後半でのもみ合いとなったが、アジアの株式市場が軒並み下がったことや欧州の主要株式市場も下げて始まったことを手掛かりに、ユーロが対円で売られ始め、この動きがドル円相場にも波及する格好となったようだ。株価下落に歯止めがかからなければ、一段の円高・ドル安が進む恐れもあるという見方が多いようだ。
 
これだけ下げるとどうもどこもいけないようだ。トヨタ、三菱重工、コマツともに大きく値を下げて引けている。ソブリンリスクは早急な対策が必要なようだ。国債が信用されないようだとその影響は計り知れない。
 
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