米紙ワシントン・タイムズ(電子版)は15日、オバマ大統領が総額42億ドル(約3200億円)相当の武器を台湾に売却することを近く議会に通告すると報じた。最大の焦点となっていた新型F16戦闘機は売却せず、台湾が保有する初期型のF16(A・B型)の電子機器改良にとどめる見通しだとしている。米国の台湾関係法は台湾の防衛に必要な兵器の提供を定めており、台湾は新型F16戦闘機(C・D型)66機の売却を求めている。
大国の都合で国家の命運を左右されるのは納得できない部分があるだろう。F-16C・D型と言っても決して最新型ではないのだからそう問題はないだろうが。中国様に気を使っているのだろうが。
台湾は一部新型の兵器も持ってはいるが、戦車はM48の改良型、艦船も一世代前のキッド級、潜水艦はオランダから購入したものだが、もうかなり時間が経っているようだから最新型とは言い難い。小さな島国なので上陸されれば終わりだろうから、海空軍はそれなりに良いものを装備したいだろうが。
やはり主戦兵器は国産しておかないといざと言う時に身動きが取れなくなる。日本も戦闘機の研究開発を継続して自前の期待を装備できるようにしておかないと泣きを見るかもしれない。実際に今回はF-22のリリースを拒否されたのだからATD-Xに続く実用機の研究開発を進めておくことが必要だろう。いざと言う時に金を積んでも技術は一朝一夕には身に着かない。
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