建設の是非を検証中の八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)について国土交通省関東地方整備局がダム案が最良との判断を示した問題で、14日に国会内であった民主党国土交通部門会議で「事前に説明がなく評価を出すのはおかしい」などの批判が相次いだ。松崎哲久座長は八ッ場ダム問題のプロジェクトチーム(PT)設置を検討する方針を示した。
部門会議では「ダム建設中止は政権交代前から民主党が説明していたことなので、支持者から説明を求める電話が相次いでいる」などの声が出たほか「関東地方整備局は、建設に批判的な意見を入れないで判断しているのではないか」などの疑問も出た。このため、松崎氏が「さらに検討の場を作る」と引き取った。この問題では、国交相当時に建設中止を提起した前原誠司氏が「極めて不愉快だ」と不快感を示している。
部門会議では「ダム建設中止は政権交代前から民主党が説明していたことなので、支持者から説明を求める電話が相次いでいる」などの声が出たほか「関東地方整備局は、建設に批判的な意見を入れないで判断しているのではないか」などの疑問も出た。このため、松崎氏が「さらに検討の場を作る」と引き取った。この問題では、国交相当時に建設中止を提起した前原誠司氏が「極めて不愉快だ」と不快感を示している。
そう言えば政権を取った後に、「コンクリートから人へ」と高らかに宣言して八ッ場ダムの建設中止を宣言したが、関係自治体の猛烈な反対のために身動きならなくなっているうちに宣言したお方は総理が変わって外務大臣へ、そして職を辞したが、党幹部としてまたぞろ復活してきた。何だかもぐら叩きのような民主党だ。
ダムを作るのがいいのか、悪いのかは分からないが、治水に加えて水源と電源の確保と言うことを考えれば作りかけたものは作っておいた方が良いのかもしれない。
「コンクリートから人へ」の宣言は、予算の裏付けもなく、結局何の実質的な裏付けもない虚構の美辞麗句だったようだ。震災、財政難、経済危機、きな臭くくすぶる東アジア情勢、何とも難しいかじ取りを迫られる状況だが、きれいごとではなく現実を見据えた合理的かつしなやかで強かなかじ取りが必須の時代に民主党はどんな手腕を見せてくれるのか。
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