12日の日経平均株価は、中国紙上などが休場の上、円が主要通貨に対して強含んだのを嫌気したのか、前週末比201円99銭安の8535円67銭と大幅に続落で引けた。鉢呂吉雄前経済産業相の後任に枝野幸男前官房長官が内定したが、市場の反応は薄かった。東証1部の出来高は16億9391万株。売買代金は1兆710億円。騰落銘柄数は値上がり152銘柄、値下がり1451銘柄、変わらず61銘柄。
 
12日の東京外国為替市場のドル円相場は、先行きに懸念が強まる欧州債務問題を背景としたユーロ売りに追随し、1ドル76円台後半に下落した。ユーロの対円相場では約10年ぶりに一時1ユーロ103円台を付けるなど緊迫した取引となったようだ。午後5時現在は76円85~86銭と前週末比69銭のドル安・円高だったようだ。どうもギリシャのデフォルト(債務不履行)が次第に現実味を帯び始めているという見方があるようだ。それが、ユーロ売りに拍車をかけたようだ。それぞれ国の事情があるのに統一通貨と言うのは無理があるのだろう。ドルもこれにつられて、じりじりと値を下げる展開となったようだ。リーマンショック、大震災に欧米景気懸念と落ち着かない経済情勢が続くようだ。
 
 
こうなるとみても仕方がないのだが、トヨタもコマツも大きく値を下げている。三菱重工はやや踏ん張っているようだが、これも下げには変わりない。まあ、上げるも相場、下げるも相場と言うことだろう。
 
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