藤村修官房長官は11日午後の記者会見で、鉢呂吉雄前経済産業相の「放射能を付けたぞ」という趣旨の発言が報道されたことについて、民主党幹部が経緯を検証し、今後のメディア対応も検討する意向を示していることを明らかにした。オフレコの非公式懇談での発言などが報道されたことを問題視しているとみられる。
 
藤村長官は、鉢呂氏と記者団のやりとりに関し「今後の報道との付き合いにおいても、少し検証しないといけないと(党側から)聞いている」と説明。また、「報道されている件は非公式懇談で(出たもので)、報道と本人の言っていることが違うようだ」と指摘した上で、「ちょっとこの問題は重要なので、輿石東幹事長の方で少し動くかもしれない」と語った。
 
これって恨み節か意趣返しのような仕打ちかも知れない。鉢呂氏はその場で何と言ったか知らないが、報道されているようなことをしたのだろう。それは何の悪気もない冗談だったに違いない。小学生がやるように。「死の町」発言も本当にそう思ったことを素直な気持ちで口にしたんだろう。何かしらの意図があったわけでもない。ごく自然に見たまま感じたままを。
 
民主党の失言と言うのはその類のものが多い。ただ、思ったことを単純に素直に口にしたのが問題だったというように。自民党も失言放言は多かったが、どちらかと言えば自分の政治的信条を口にするという確信犯が多かった。悪意や何かしらの思惑があると言えば自民党の方がそうだろうが、悪意がないというのは場合によっては悪意がある場合よりも始末が悪いことがある。
 
国家の中枢で国政に携わっているのだから公の場で言って良いこと、悪いことくらいは弁えないとはなはだ心もとないこと夥しい。もう野党ではないのだからもう少し政権の重みを理解して国政に励んでほしいと思うのは誰もが思うことだろう。
 
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