防衛省は1日、新型哨戒機「P1」の海上自衛隊への配備を1年延期すると発表した。3~5月に機体に圧力をかけ強度を調べる試験を実施したところ、主翼や胴体にひび割れや変形が起き、改良が間に合わないため。同省は今年度に海自厚木基地へ4機配備する計画だった。
P1は改良型も含め約90機が使われているP3Cの後継機で、潜水艦や不審船を上空から監視する。川崎重工業が主契約先となり、初の純国産哨戒機として01年度から開発してきた。
P1は改良型も含め約90機が使われているP3Cの後継機で、潜水艦や不審船を上空から監視する。川崎重工業が主契約先となり、初の純国産哨戒機として01年度から開発してきた。
1年程度の遅れであればそれほどひどい強度不足ではないのだろう。亀裂が生じた部分を補強する程度で補修は完了するのだろう。広範囲に亀裂が生じたり、機体構造自体が変形すると改設計などの大改修となるのだが、それほどでもないようだ。
この機体は対艦ミサイル8発ほどを装備できる。行動半径も大きくXSSM3が実用化されれば相手の対空ミサイルの射程をアウトレンジして攻撃することが出来るなかなかの優れもののようだ。そんなわけで島嶼防衛にも活用できる機体だが、何とか大きな計画の遅れもなく配備されそうで一安心だ。
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