31日の日経平均株価は、今晩の米8月ADP雇用リポートの発表待ちで売り買いとも積極性に乏しく、ほとんど横ばいに推移したようだ。アジア株の底堅い推移を受けて何とか上昇に転じたが、9000円手前では戻り売りに上値が重く、押し返されたあと、大引けにバスケット買いに救われて終値でプラス圏を維持し、前日比1円30銭高の8955円20銭と小幅ながら5日続伸だった。東証1部の出来高は18億5795万株。売買代金は1兆1219億円。騰落銘柄数は値上がり773銘柄、値下がり754銘柄、変わらず135銘柄。
31日の東京外国為替市場のドル円相場は、米金融緩和観測を背景にドル安優勢となったが、午後は東京時間夜の米経済指標を見据えて持ち高調整の動きが広がり、1ドル76円台半ばで小動きとなったようだ。午後5時現在は76円57~58銭と前日比12銭のドル安・円高だった。出だしは米国の金融緩和観測を意識したドル売りが広がり、さらに月末で、国内輸出企業による断続的なドル売り・円買いの動きが続いたようで、昼にかけて1ドル76円50銭台までじりじりと値を下げる展開となった。
しかしその後は、欧米時間に8月のADP全米雇用報告の発表などが予定されているため、次第に動きが取りづらい状態になったようだ。大きな関心を集める8月の米雇用統計の「前哨戦」と位置付けられる指標だけに、材料視する向きが強く、持ち高調整による買い戻しにドルが強含む場面も見られたものの、おおむね1ドル76円台半ばの水準でもみ合ったようだ。
今日はトヨタが堅調、コマツも値を伸ばしたが、三菱重工だけは値動きなしだったようだ。まあ、今のこの状態で下げなければ良しとしておくべきだろう。
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