29日の日経平均株価は、続伸はしたが、あまりパッとしない値動きだったようだ。民主党の代表選はどうもあまり影響はなかったようで、前週末比53円57銭高の8851円35銭と3日続伸で引けた。終値としては8月18日以来約1週間半ぶりに8800円台を回復し、一時120円超高を付けたが、民主党代表選挙で復興増税に前向きとされる野田佳彦財務相が新代表に決まり、財政再建の進展期待から債券先物が上昇するも、株先が売られ、現物も上げ幅を縮小したようだ。東証1部の出来高は19億5469万株。売買代金は1兆1891億円。騰落銘柄数は値上がり1156銘柄、値下がり355銘柄、変わらず149銘柄。
 
週明け29日の東京外国為替市場のドル円相場は、米追加緩和期待を背景に、ドルを売って円を買う動きが進んだことから、1ドル76円台後半に下落したようだ。午後には民主党新代表に野田佳彦財務相が決まったが、市場への反応は限定的だったようだ。午後5時現在は76円64~65銭と前週末比40銭のドル安・円高だった。米連邦準備制度理事会(FRB)議長が追加金融緩和を検討するとの意向を先週末示したことで、朝からドルを売る動きが広まったが、政府・日銀による円売り介入に対する警戒感は依然として根強く、積極的に円を買い進める動きにはつながらなかったようだ。

民主党新代表に野田財務相が選出されたが、新内閣の顔触れを見たいとの思惑も強いようで、あまり影響がなかったようだ。ただ、これまで円売り介入を実施してきた野田財務相が事実上、次期総理大臣に決まり、今後は積極的に円を買いづらくなるという声もあるようだ。
 
今日のトヨタは大幅に値を下げている。増税路線の野田氏が嫌われたのだろうか。三菱重工はそれなりにしっかりと値を上げているが、コマツは小幅な微増と言ってもいいような反発だった。
 
日本ブログ村へ(↓)