26日の日経平均株価は、今晩、米国でFRB議長の講演が行われるために見送りムードが広がり、こう着感の強い相場が続いたようだ。引けにかけてやや強含み、8800円台を回復する場面もあったが、その後は値を下げて、前日比25円42銭高の8797円78銭と小幅な続伸で引けた。午後に菅首相が党役員会で正式に退陣を表明したが、市場の反応は薄かったようだ。東証1部の出来高は18億9333万株と4日ぶりに20億株を割り込んだ。売買代金は1兆1336億円。騰落銘柄数は値上がり1100銘柄、値下がり410銘柄、変わらず157銘柄。
 
26日の東京外国為替市場のドル円相場は、連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演を控え、ドルを売って円を買う持ち高調整の動きが広まり、じりじりと値を下げる展開となったようだ。午後5時現在は1ドル77円04~05銭と前日比04銭のドル高・円安だったようだ。市場では、FRB議長は量的緩和第3弾(QE3)を示唆しないとの認識が大勢を占めたことから思惑のドル買いの動きは勢いを失ったようだ。
 
今日はトヨタが歩幅な上昇、三菱重工はかなりしっかりとした反発、そしてコマツは小幅に落ち込んで2000円台をまた割り込んだ。当面は為替が80円を超えてくるともう少し株価も伸びるだろうが、今の状況ではちょっと打つ手がないようだ。それでもこの値で頑張っている日本企業はなかなか見どころがあるようだ。
 
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