外務省などによると24日朝、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の日本領海に中国政府の漁業監視船2隻が侵入。同日夕まで周辺にとどまった後、接続水域を出た。中国政府の船では海洋調査船などの領海侵入はあったが、漁業監視船は初めて。昨秋の尖閣沖の漁船衝突事件も民主党代表選の最中に起きており、政府は政権移行期を狙った中国側の意図を慎重に見極める方針だ。

漁業監視船2隻は「釣魚島は中国固有の領土」と主張する電光掲示板を設置。付近には監視対象の中国船はなく、「明らかに任務を逸脱していた」という。佐藤悟外務報道官は24日の記者会見で、漁業監視船2隻の領海侵入について「政府レベルで戦略的互恵関係を深化させようと努力している中で、どういう意図で回遊してきているかを推測するのは難しい」と語った。
 
徐々に押してくる中国、どうしても血を流さないと済まないのだろうか。それとも対中強硬派と言われる前原氏が民主党代表選に出馬するということに対するけん制だろうか。戦うのは容易いが、矛を収めるのは難しい。国家の威信のために流される血は個人の血だ。不幸な歴史を繰り返さないよう冷静な対応を望みたい。
 
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