9日の日経平均株価は、米国債に対する不安感から週末に引き続いて大きく下げたが、海外市場で一部の株価が持ち直しの動きをみせたほか、台湾、インドネシア、韓国が、自国通貨を売ってドルを買う為替介入を実施したことで、ドル・円が下げ渋ったことなどが支えになり、前日比153円08銭安の8944円48銭とやや下げ渋って3日続落で引けた。終値としては3月17日以来約5カ月ぶりに9000円を割り込んだが、後場から下げ幅を縮め、寄り付き値(前場の高値)を上回った。底値としては8500円程度が目安になるだろうか。東証1部の出来高は33億1923万株。出来高が30億株を突破したのは3月30日以来。売買代金は1兆9763億円と3月23日以来の高水準。騰落銘柄数は値上がり362銘柄、値下がり1206銘柄、変わらず101銘柄。
 
9日の東京外為市場のドル円相場は、世界同時株安を受けて安全資産とされる円を買う動きが強まりドルは続落したようだ。午後5時現在は、1ドル77円30~32銭と前日比58銭のドル安・円高だった。株式相場の急落に対する警戒感から、円を買う動きが強まる中、午前中には一時、1ドル77円03銭近辺まで下落し、4日の政府・日銀の大規模ドル買い介入前に推移していた水準を割り込んだが、その後はドル買い・円売り介入への警戒感が強まったようで正午前には一時、77円80銭台まで急伸する場面も見られたようだ。
 
こうなるともう個々の株価など見たくなくなるが、驚いたことに三菱重工は上げている。トヨタは大幅な下落、コマツはピーク時から見れば900円ほども値を落としている。リーマンショック、東日本大震災、そして今度の米国債不安から始まった世界同時株安だが、株をある程度の基幹持っていられるなら、こんな時は買い時だろう。優良企業の株を買い込んでおけば必ず値を上げてくる。大きく稼ごうと思わずに出来るだけ多くの会社を買って20~50%程度の利益率で売りに出せばそれなりに儲けが出るだろう。暇があれば手元資金をつぎ込んで買っておくのだが。
 
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