東京電力の福島第1原発事故が響き、定期検査で停止した原発の再稼働が難しくなり、企業が持つ自家発電設備の余剰電力が「埋蔵電力」として関心を集めている。自家発電の合計出力は関西電力を上回り、菅直人首相が「魅力的」と飛びついたが、実際に活用できる余地は乏しく、その実力は判然としない。
全国にある自家発電設備の出力は、合計で約5400万キロワットに上る。全国10電力会社と比べると、関西電力(3432万キロワット)を超え、東京電力(6449万キロワット)に次ぐ2位の出力パワーを秘める。
ところが、経済産業省によると、自家発電量の約2000万キロワット分は既に電力会社に売電済み。残る約3400万キロワットのうち、企業が使用中や緊急時のバックアップ用を除き、燃料費の高騰で休廃止中の設備が主に活用できる対象になるという。
埋蔵電力をめぐり、経産省は首相に160万キロワット余りと報告。これに対して、菅首相は6日の国会答弁で「本当にどこまで使えるものがあるのか、さらなる調査を指示している」と活用できる設備の上積みを指示した。
民間では「東電管内で恐らく200万~400万キロワットぐらいはある」(環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長)との推計もあるが、「実際のところは経産省にしか分からない」(シンクタンク)のが実情だ。
民間企業にしても無駄に発電をしているところはないだろうから、埋蔵電力と言ってもその量は知れているだろう。休眠している施設もあるかも知れないが、それも限られているだろう。御上のように無駄な総理大臣など飼ってはおかないだろう。大体、あるあると言ってろくになかった埋蔵金で懲りていないのだろうか。
それよりも政府が金を出して太陽光・風力・地熱などの再生可能型発電と天然ガスタービンを利用した火力発電施設でも作って少しでも電力の補完でもすればいい。時間がかかるかもしれないができることを突貫工事でやれば結構速くできるものもあるんじゃないか。100万キロワット程度の大型の施設を作って実証実験も兼ねて行ってみれば今後の行くべき道筋も見えるかもしれない。
客観的なデータも取れて一石三鳥ではないだろうか。問題は金だろうが、この際だから第三次補正予算で1兆円でも2兆円でも支出すればいい。御上が前に出てやらなければ誰も率先して協力はしないだろう。このまま口先ばかりのええ恰好しいでは日本は崩壊していくだけだ。前に出てできることをやれと言いたいが、今のバ菅政権ではだめだろうな。
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