8日の日経平均株価は、週末調整に抑え込まれたが、それでも先行き楽観の様子で、前日比66円59銭高の1万137円73銭と反発し、震災後の高値を上回った。株価指数オプション7月物のSQ(特別清算指数)推定値は1万225円82銭。東証1部の出来高は17億8477万株(SQ分は概算で2億8800万株)。売買代金は1兆2604億円(同2661億円)。騰落銘柄数は値上がり863銘柄、値下がり601銘柄、変わらず208銘柄。

8日の東京外国為替市場のドル円相場は、米経済の先行きに対する悲観的な見方が後退したことでドル買いが優勢となり、81円台前半に上昇した。午後5時現在は1ドル81円32~33銭と前日比35銭のドル高・円安だったようだ。7日発表された米国の民間雇用調査が市場予想を上回る強い内容だったことで、ドルの地合いが強まったというが、実際の雇用統計は悪化していたようで、ニューヨークではドルが売られて、80円台の後半まで下げているようだ。
 
トヨタの豊田章一郎名誉会長は、母校の名古屋大で講演し、「世界はエネルギーや環境政策の変革を軸に大競争の時代になっている。自動車産業では、次世代自動車や次世代交通システムの開発において、産官学連携や業界の枠を超えた取り組みが必要になってくる」と訴えたようだ。

豊田名誉会長は、トヨタが欧米の自動車メーカーと肩を並べるグローバル企業に成長した背景を「技術革新と国際化に、高い目標を掲げて挑戦してきた」と振り返ったという。また、新興国の成長が、自動車市場の拡大につながると期待される半面、化石燃料の枯渇や地球温暖化などの課題にもつながっていることについては「技術革新で課題を乗り越え、新たな成長につなげていくことが必要」と強調。既に取り組んでいる次世代自動車や電気を効率的に利用するスマートグリッドの開発の重要性を指摘したという。日本を浮上させるのは先端具術開発しかないだろう。
 
今日のトヨタはしっかりと値を上げているが、三菱重工とコマツは小幅ながら反落で引けているようだ。
 
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