5日後場の日経平均株価は、先物買いに引っ張られて続伸したが、息が続かず、前日比7円37銭高の9972円46銭と小幅ながら6連騰だった。日経平均の6連騰は2月14日-2月21日以来で、震災後としては初だったようだ。東証1部の出来高は18億2266万株。売買代金は1兆1028億円。騰落銘柄数は値上がり669銘柄、値下がり824銘柄、変わらず176銘柄。

5日の東京外国為替市場のドル円相場はドルが反発したようだ。大手格付け会社が中国経済の先行きに対して懸念を示したことによるリスク回避の流れから、ドルが強含んだ。午後5時現在は、1ドル81円13~16銭と前日比49銭のドル高・円安だった。目立った取り引き材料が見当たらず、総じて商いが薄い状態が続いたようだ。
 
自動車メーカー各社の燃費競争が激しさを増している。マツダが6月30日に一部改良して発売した小型車「デミオ」は、ガソリン車として初めて1リットル当たり30キロの燃費を達成。ハイブリッド車(HV)の燃費と並ぶようになった。ダイハツ工業も今秋、三菱自動車も来春に燃費30キロを超えるガソリンエンジンの低燃費車を発売する予定で、各社の燃費競争は「30キロ」を超えるレベルでの争いとなりそうだ。

安価な低燃費車は続々と登場する予定のようだ。ダイハツは今秋発売する新型軽自動車「イース」で、三菱自もタイで生産し、来春に世界で発売する予定の小型車で、それぞれマツダと同様にガソリンエンジン車で燃費30キロ以上を実現させようとしている。

トヨタとホンダは、HVの車種を増やすことで優位性を確保しようとしている。トヨタは5月、「プリウス」のワゴンタイプ「プリウスα(アルファ)」を発売。発売から1カ月の受注は5万2000台に達する人気を集めた。

ホンダも6月、フィットにワゴンタイプの「フィットシャトル」を追加。フィットと比較して車体は大きくなったものの、HVではエンジンに改良を加えるなどして燃費はフィットHVと同じ30キロを維持。発売から2週間で月販目標の3倍となる1万2000台を受注した。トヨタとホンダは今後もHVの車種を増やす予定で、HVのさらなる燃費改善にも注目が集まりそうだという。
 
今日のトヨタは小幅ながら続伸だったが、三菱重工とコマツは小幅な反落で引けたようだ。
 
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