29日の日経平均株価は、ギリシャ問題と言う重石はあるものの、企業決算期のドレッシング買いなどで上値を切り上げ、前日比148円28銭高の9797円26銭と大幅続伸し、高値引けで引けた。東証1部の出来高は16億7003万株。売買代金は1兆1365億円。騰落銘柄数は値上がり1357銘柄、値下がり198銘柄、変わらず105銘柄。

29日の東京外国為替市場のドル円相場は、欧州の信用不安が和らぐ中、米国の長期金利が上昇したことからドルが続伸し、約2週間ぶりに81円台を付けたようだ。午後5時現在は1ドル81円06~08銭と前日比24銭のドル高・円安だった。ギリシャ債務問題の懸念緩和で、日米の金利差が拡大するとの思惑から朝方はドルが堅調に推移したが、オバマ米大統領の会見などを控えて様子見姿勢が広がり、81円を挟んで小動きとなったようだ。市場ではギリシャ問題を楽観視し始める向きもあり、リスク回避姿勢が後退して安全資産とされる円が売られる流れになっているものの、81円台前半の水準では個人投資家の利益確定のドル売りに加え、月末を控えた輸出企業のドル売りなども重なり、ドルの上値は重くなっている」ようだ。
 
2011年3月期決算企業の株主総会では、株主から東日本大震災による経営への影響や電力不足を心配する質問が相次いだようだ。震災で部品供給網が寸断され、減産を余儀なくされたトヨタだが、生産の挽回を懸念する株主に対し、豊田章男社長は、77月以降は年初に計画した水準に回復すると不安の解消に努めたようだ。そのせいか、今日のトヨタはしっかりと値を上げている。三菱重工、コマツもそれなりに続伸で良いことだ。
 
日本ブログ村へ(↓)