23日の日経平均株価は、材料がないまま前日終値を境にもみ合ったが、最後は押し切られて、前日比32円69銭安の9596円74銭と4営業日ぶりに反落で引けた。それでも底は堅かったようだ。東証1部の出来高は17億2603万株。売買代金は1兆994億円。騰落銘柄数は値上がり577銘柄、値下がり945銘柄、変わらず154銘柄。

23日の東京外国為替市場のドル円相場は、米国の量的緩和第2弾(QE2)が予定通り6月末に終了するのが確定したことを受けたドル買いの動きが優勢となり、ドルが値を伸ばしたようだ。午後5時現在は1ドル80円52~60銭と前日比33銭のドル高・円安だったようだ。これまでドル安の原因だった米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシート拡大が止まるということでドルの買い戻しが優勢となった。しかし、米経済の先行きには依然不透明感があり、積極的には買えない雰囲気も根強いようで、80~81円を中心に、狭いレンジでのもみ合いが長期化するとの見方が大方のようだ。
 
東日本大震災に伴うサプライチェーン(部品供給網)の寸断による減産の影響が大きいトヨタは、7月以降は部品不足による制約はほぼなくなるとのことで、夏場以降の増産で前期を上回る739万台(単体ベース)の生産を計画しているようだ。ただ、4月以降の減産による新車の玉不足が響き、12年3月期の販売台数は前期比26万台減の730万台にとどまるようだ。株価はやや上げているが、何時になったら5千円レベルに戻るだろうか。三菱重工とコマツはやや下げて引けているが、これも止むを得ないだろう。
 
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