民主、自民、公明3党は21日、東京都内で幹事長会談を開き、22日に会期末を迎える通常国会を50日間延長して11年度第2次補正予算案と特例公債法案を成立させることでいったん合意した。菅直人首相が成立に強い意欲を示す再生可能エネルギー固定価格買い取り法案についても延長国会で審議入りすることを合意文書に盛り込んだが、8月上旬までの退陣が事実上確定することに首相が反発。菅首相は21日夜、民主党の岡田克也幹事長と首相公邸で会談し、延長幅を70日間程度に修正する方向で野党と再調整するよう指示した。会期延長の決定は会期末の22日に持ち越した。
野党が参院で多数を占める「ねじれ国会」は、与党執行部が野党と連携して首相に退陣を迫り、首相が突っぱねるという異例の混乱状態に陥った。
民自公3党は21日、午前と昼に幹事長会談を重ね「50日延長」の合意文書を作成。東日本大震災の復興経費を計上する第3次補正予算案については、首相退陣後の新内閣が次期臨時国会に提出することも盛り込まれた。
首相はこれに反発した。再生エネルギー法案の成立が確約されていないばかりか、延長国会会期中の退陣が確定するからだ。
民主党は会期の延長幅を各党に伝える与野党幹事長・書記局長会談を21日午前11時半に設定していたが、首相が合意を拒んだため、午後1時半、2時半と2回遅らせたうえ、結局22日に延期した。会期延長を議決する衆院本会議は、同日午後1時に設定された。
21日夜の首相と岡田氏の会談に同席した枝野幸男官房長官は「できるだけ円満に野党の理解を得て明日延長を決めたい。その最終調整を幹事長にご努力いただく。そういう方向で考え方は一致している」と記者団に語ったが、いったん合意に踏み切った民自公3党内には首相への不信感が広がる。
自民党の逢沢一郎国対委員長は21日の記者会見で「唐突に首相が持ち出した再生エネルギー法案は拙速に処理できる中身ではない」と延長国会での成立に協力しない姿勢を示した。民主党の平田健二参院幹事長も「(赤字国債の発行に必要な)特例公債法案はどうするんだ。それを忘れて新エネルギー? 予算の執行ができないんだよ」と首相への不快感を示した。
民主党内には「8月末まで70日間延長すればいい」(参院幹部)との声もあるが、野党側の協力が得られる見通しは立たない。民主党の安住淳国対委員長は21日の記者会見で「会期延長について野党第1党(自民)、第2党(公明)にも賛成していただくような幅が大事だ」と述べ、両党が菅首相の延命策と疑う大幅延長は困難との認識を示した。
野党が参院で多数を占める「ねじれ国会」は、与党執行部が野党と連携して首相に退陣を迫り、首相が突っぱねるという異例の混乱状態に陥った。
民自公3党は21日、午前と昼に幹事長会談を重ね「50日延長」の合意文書を作成。東日本大震災の復興経費を計上する第3次補正予算案については、首相退陣後の新内閣が次期臨時国会に提出することも盛り込まれた。
首相はこれに反発した。再生エネルギー法案の成立が確約されていないばかりか、延長国会会期中の退陣が確定するからだ。
民主党は会期の延長幅を各党に伝える与野党幹事長・書記局長会談を21日午前11時半に設定していたが、首相が合意を拒んだため、午後1時半、2時半と2回遅らせたうえ、結局22日に延期した。会期延長を議決する衆院本会議は、同日午後1時に設定された。
21日夜の首相と岡田氏の会談に同席した枝野幸男官房長官は「できるだけ円満に野党の理解を得て明日延長を決めたい。その最終調整を幹事長にご努力いただく。そういう方向で考え方は一致している」と記者団に語ったが、いったん合意に踏み切った民自公3党内には首相への不信感が広がる。
自民党の逢沢一郎国対委員長は21日の記者会見で「唐突に首相が持ち出した再生エネルギー法案は拙速に処理できる中身ではない」と延長国会での成立に協力しない姿勢を示した。民主党の平田健二参院幹事長も「(赤字国債の発行に必要な)特例公債法案はどうするんだ。それを忘れて新エネルギー? 予算の執行ができないんだよ」と首相への不快感を示した。
民主党内には「8月末まで70日間延長すればいい」(参院幹部)との声もあるが、野党側の協力が得られる見通しは立たない。民主党の安住淳国対委員長は21日の記者会見で「会期延長について野党第1党(自民)、第2党(公明)にも賛成していただくような幅が大事だ」と述べ、両党が菅首相の延命策と疑う大幅延長は困難との認識を示した。
結局、70日間の延長で決着しそうな様子だが、なかなかうまくいかないようだ。それにしてもすごい粘りだ。「再生可能エネルギー法案」を盾に取っているが、実際は衆議院の任期満了までやりたいんだろう。しっかりやってくれるのならいいが、あれもこれも中途半端で何もできない内閣が居座っても国民が困るだけなのだが、自分としてはしっかりとやっているつもりなんだろう。
こうして御上の意向でなんでも決めるようになると、日本はその方向を社会主義体制へと舵を切っていくように思うが、それで民間企業が国内にとどまってくれるのか、その辺りが不透明だが、日本国内での物造りは限界を迎えたというトヨタのように企業は国外へとその拠点を移していくのだろう。そして国内は産業の空洞化と雇用不安を迎えることになる。
自分の思いは思いとして持ち続けるのはいいことだが、国家の舵を取る首相としては最大多数の最大幸福を考えてもらわないと困るのだが、バ菅にはとてもそれだけの深慮はないだろう。小沢代表回避のために最悪の人物を民主党代表にしてしまったと民主党の某大物が言ったそうだが、日本はばら撒きに釣られて最悪の政権を選んだのかもしれない。
自民党の大島理森副総裁は21日夕、菅直人首相が退陣時期を明確しないことから国会会期の延長幅が確定しないことについて「こんな首相は見たことない。お辞めになることが新しい政治を作るきっかけになる」と批判した。党本部で記者団の質問に答えた。
会期延長を決められず、会期末の22日に自然閉会する可能性についても言及。「(閉会も)一つの案だ。ギリギリまで努力するが、自分だけが首相になっていればいいという思い上がりは許せるものではない」と語った。そのうえで、菅首相に対し、「信のないリーダーに与野党がついていけるか。国民がついていけるか。己を知れと申し上げたい」と非難した。
会期延長を決められず、会期末の22日に自然閉会する可能性についても言及。「(閉会も)一つの案だ。ギリギリまで努力するが、自分だけが首相になっていればいいという思い上がりは許せるものではない」と語った。そのうえで、菅首相に対し、「信のないリーダーに与野党がついていけるか。国民がついていけるか。己を知れと申し上げたい」と非難した。
バ菅総理をこう評した自民党の大島副総裁だが、なかなか言いえて妙かもしれない。
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