桜井充財務副大臣は16日の記者会見で、菅直人首相が東日本大震災の復旧に向けた追加措置を盛り込む平成23年度第2次補正予算案の編成を指示したことについて「8月には来年度予算の概算要求がある。中途半端なことをやり、大事なものが先送りされることになれば本末転倒だ」と強く批判した。財務当局の政務三役が、首相が出した予算編成指示に真っ向から反論するのは極めて異例だ。
首相は7月中旬に2次補正、8月中に3次補正を編成する意向。財務省は来年度予算と合わせ3つの予算編成作業を迫られるため、桜井氏は「マンパワーがない。スケジュールを見て予定を決めてほしい」と苦言を呈した。さらに、2次補正の財源に当て込む22年度決算剰余金を全額活用するには関連法案を成立させる必要があると指摘し「(与野党対立で成立にめどが立たない)特例公債法案のようにならないか心配している」と懸念を示した。
桜井氏は4月19日、自身のメールマガジンで「(首相を)交代させろという声が出るのは当然」と指摘。翌20日には記者団に「野党の意見を聞く姿勢を示してほしい。野党が辞めろと言いたくなるのも当然だ」と強く批判したことがある。
首相の退陣時期をめぐっては、前原誠司前外相が16日、自身のグループ「凌雲会」会合で「(首相が退陣時期を明確にしないままでは)外交面でも政治空白になってしまう」と懸念を表明。民主党の小沢一郎元代表は16日夜、都内で若手議員数人と会食し「このままでは国が沈没する。みんなで手を取り合っていい代表を選ぼう」と呼びかけた。
首相は特例公債法案や第2次補正予算案の編成に理解を求めるため、週明けにも自民党の谷垣禎一総裁、公明党の山口那津男代表と会談する考えだ。
首相は7月中旬に2次補正、8月中に3次補正を編成する意向。財務省は来年度予算と合わせ3つの予算編成作業を迫られるため、桜井氏は「マンパワーがない。スケジュールを見て予定を決めてほしい」と苦言を呈した。さらに、2次補正の財源に当て込む22年度決算剰余金を全額活用するには関連法案を成立させる必要があると指摘し「(与野党対立で成立にめどが立たない)特例公債法案のようにならないか心配している」と懸念を示した。
桜井氏は4月19日、自身のメールマガジンで「(首相を)交代させろという声が出るのは当然」と指摘。翌20日には記者団に「野党の意見を聞く姿勢を示してほしい。野党が辞めろと言いたくなるのも当然だ」と強く批判したことがある。
首相の退陣時期をめぐっては、前原誠司前外相が16日、自身のグループ「凌雲会」会合で「(首相が退陣時期を明確にしないままでは)外交面でも政治空白になってしまう」と懸念を表明。民主党の小沢一郎元代表は16日夜、都内で若手議員数人と会食し「このままでは国が沈没する。みんなで手を取り合っていい代表を選ぼう」と呼びかけた。
首相は特例公債法案や第2次補正予算案の編成に理解を求めるため、週明けにも自民党の谷垣禎一総裁、公明党の山口那津男代表と会談する考えだ。
こういう内閣も珍しい。副大臣が公然と総理を批判するということはもうこの内閣は統制が取れていないということだろう。もっとも今更そんなことを言うのも愚かしい気がするが。これが日本の政治中枢で起こっていることでなければけっこうおもしろい見世物かも知れないが、我らが日本の政治・行政の中心で起こっていることだということになると見世物などと笑ってはいられないかもしれない。でもやっぱり笑ってしまうのは行くところまで行かないと誰も真剣に考えないだろうという諦念があるからかもしれない。こんなことをしている場合でもそれを見て笑っている場合でもないのだろうが、まあ、最後まで見守っているしかないのだろう。
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