アフリカ・ソマリア沖で海上自衛隊が実施している海賊対策の強化を目的に、政府は6月1日、アフリカ東部のジブチに自衛隊初となる本格的な海外活動拠点を開設する。自衛隊は約2年前からジブチ国際空港に隣接する米軍基地内に間借りし、上空から海賊を警戒監視するP3C哨戒機の運用を行ってきたが、活動の長期化から自前の拠点を設けることとした。
 
同空港の滑走路を挟んで、米軍基地の反対側の土地約12ヘクタールをジブチ政府から借り上げた。航空機の格納庫や宿舎、食堂のほか、隊員の健康維持に向け体育館も整備。事実上の「海外基地」の規模となっている。自衛隊はP3C2機と護衛艦2隻を派遣し、ソマリア沖のアデン湾を航行する船舶を海賊の襲撃から守る活動を続けている。
 
日本国内が愚かな政局でもめにもめているうちに海上自衛隊はしっかりと海外基地を確保していたようだ。基地とは言っても勢力展開のためではなく海賊対策のための航空機活動拠点だが、これまで門外不出の自衛隊にとっては画期的なことだろう。
 
民主党政権になってなともな政策が実行された試がないが、言葉遊びのような防衛大綱の割には自衛隊はしっかりと地盤を固めているように見える。ソマリアの海賊も困ったものだが、各国の船舶の安全航行のために自己なく頑張って欲しいものだ。ついでに南西諸島もしっかりと固めてもらって海賊と似たり寄ったりのどこぞの大国の圧力も跳ね返してもらいたい。
 
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