31日の日経平均株価は、国債の格付け下げの発表で円安が進行して輸出株を中心に値を上げて、前日比188円76銭高の9693円73銭と3営業日ぶりに大幅反発で引けた。終値で9600円台を回復するのは5月20日以来。東証1部の出来高は22億9177万株と5月13日(SQ算出日)以来の20億株超え。売買代金は1兆4911億円。騰落銘柄数は値上がり1342銘柄、値下がり203銘柄、変わらず107銘柄。

31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前に米格付け会社の日本国債引き下げ見通しを受けてドルが反発、午後は東電福島第1原発で爆発音があったとの報道などからドルは堅調に推移したようだ。これを喜ぶべきか、悲しむべきか、難しいところだろう。午後5時現在は1ドル81円59~60銭と前日比77銭のドル高・円安だった。米格付け会社ムーディーズが「日本国債の格付けAa2を引き下げ方向で見直す」と発表すると、ドルが急伸したようだ。さらにアジア株が堅調に推移したことや、夕刻に、福島第1原発4号機付近で、がれき撤去中に爆発音があったとの報道で、さらに円が売られたようだ。
 
トヨタは、国内の車両生産について、9月以降には東日本大震災前に策定した日産計画を上回る見通しを明らかにしたようだ。工場の被災や部品の調達難が響き、落ち込んだ生産の挽回を急ぐ考えだという。国内完成車工場では5月の稼働率は5割程度にとどまるが、部品メーカーの復旧や代替部品の確保が予想よりも速く進んでおり、6月からは一気に9割程度にまで引き上げ、7月以降には、ほぼ震災前のレベルに戻る見通しだという。政治の体たらくに比べて産業界はなかなか臨機に富んでいるようだ。
 
今日はトヨタと三菱重工は大幅高、三菱重工はあと一息で400円越えと言うところまで来た。コマツはやや低い伸びだが、とにかく値を上げているのはいいことだ。
 
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