27日の日経平均株価は、底堅さも週末の買い控えに押されて前日比40円11銭安の9521円94銭と反落して引けた。底堅い株価に買い戻す投資家もあったようだが、株価を押し上げるには至らなかったようだ。東証1部の出来高は15億1219万株と、4月25日以来の水準まで落ち込んだ。売買代金は1兆558億円。騰落銘柄数は値上がり544銘柄、値下がり956銘柄、変わらず165銘柄。

27日の東京外国為替市場のドル円相場は、米経済の先行きに対する懸念を背景にドルが売られ、18日以来1ドル80円台を付けたようだ。午後5時現在は1ドル80円98~99銭と前日比94銭のドル安・円高だった。1ドル81円台前半で始まった市場は、昼にかけて81円台割れ、その後、昼過ぎには80円80銭台まで下落、しかしこの辺りで円をこれ以上積極的に買うには材料不足との見方から、81円をはさんで一進一退の動きが続いたようだ。
 
自動車大手8社が27日発表した4月の国内生産台数は、合計で前年同月比60・1%減の27万9345台と大幅に落ち込んだ。東日本大震災の影響で全メーカーが操業を停止したことに加え、部品不足から稼働再開後も低操業を余儀なくされたためで、減少率は3月(57・5%)から拡大したという。

トヨタは、78・4%減の5万3823台。比較可能な1976年以降で月間ベースでは過去最低の台数となり、減少率も過去最大だったようだ。3月(12万9491台)の半分にも届かず、単月で初めて10万台を割り、スズキ(31・1%減の5万8398台)に抜かれて初めて2位に転落したそうだ。ホンダも81・0%減の1万4168台と、統計を取り始めた97年以来、月間ベースで最低の台数、最大の減少率となった。日産自動車やスズキ、マツダの生産台数も4月としては過去最低の台数だったようだ。
 
今日のトヨタは小幅な下落、三菱重工も小幅に値を下げたが、コマツだけは少しばかりあげて引けているのは売られ過ぎが意識されたのだろうか。
 
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