24日の日経平均株価は、動意に乏しい様子見気分の展開だったが、先物に買いが入って、何とかプラスに転じ、前日比16円54銭高の9477円17銭と小幅ながら4営業日ぶりに反発した。しかし、日経平均は前場の高値を上回って9500円に接近したものの、材料難で追随する動きは目立たず、上値は限られた。東証1部の出来高は16億5332万株。売買代金は1兆1453億円。騰落銘柄数は値上がり847銘柄、値下がり646銘柄、変わらず173銘柄。
 
24日の東京外国為替市場のドル円相場は、米金利が反発してドルが買われたが、徐々に売り戻されたようだ。午後5時現在は1ドル81円82~85銭と前日比39銭のドル高・円安だった。どうもドルは82円台前半で上値が重いようで、その辺りでは利益確定のドル売りが続いたようだ。
 
トヨタは、東日本大震災による部品不足で5割程度にとどまっている国内17工場の平均稼働率を、6月から9割程度にまで引き上げる方向で調整を始めたことを明らかにしたようだ。6月の稼働率についてはこれまで、震災前の想定の7割程度としていたが、部品メーカーの復旧が予想よりも順調に進んでいることなどから、回復のペースを速めるという。しかし、部品調達には依然ばらつきがあることから、全生産ライン、全車種で生産が正常化する時期は従来通り11~12月がめどだという。

トヨタは震災により、グループを含め当時18あった国内完成車工場の大半で生産がストップ。4月下旬には全工場の操業再開にこぎつけたものの、部品の調達難で減産を強いられている。しかし、震災直後は500品目に上っていた不足部品は、今月11日時点で30品目にまで減少。部品メーカーの復旧状況によっては、完成車生産の回復ペースがさらに速まる可能性もあるという。
 
それでもトヨタは小幅な続落、しかし、三菱重工は反発、そして勢いのなくなっているコマツも今日はしっかりと値を伸ばしているようだ。
 
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