日本経団連の米倉弘昌会長は9日の会見で、菅直人首相が中部電力浜岡原発の全原子炉停止を要請したことについて「唐突感が否めない。自分の意見を発表してから中電に説明するという手順は政治的パフォーマンスにほかならない」と厳しく批判した。
米倉会長は「原発を停止するかどうかは中電の判断だが、中電は首相要請ではなく命令だと思っているのではないか」と指摘。「本来は原子力安全・保安院と知見やリスクについて科学的に検討したうえで論議して決定すべきもの」と述べたうえで、「原発に対する一連の政府の対応は極めて拙劣だ」と切って捨てた。
まあ、原発を止めるという決断は決断として、そのアプローチについて心ある人は誰でもこのように思うだろう。止めた時の影響と対策を一企業に丸投げと言うのは国家を統べる者のやることではない。テレビ番組で震災発生時のディズニーランドのスタッフの対応を放映していたが、20歳前後の若いアルバイトがほとんどというのに落ち着いた、しかも一人一人が今ここで自分が何をしなければいけないかと自主的に考えて行動する姿は見事という他はない。バ菅内閣の閣僚もディズニーランドにアルバイトにでも行って教育してもらうといい。もっともディズニーランドに断られるかもしれないが、・・・。
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