27日後場の日経平均株価は、米国株高、企業決算の好転などを受けて、前日比133円15銭高の9691円84銭と4営業日ぶりに大幅反発だったようだ。一時9700円台まで値を戻したが、FOMC(米連邦公開市場委員会)前の見送りムードも強く、上値も限られたようだ。東証1部の出来高は17億4972万株。売買代金は1兆3181億円。騰落銘柄数は値上がり867銘柄、値下がり642銘柄、変わらず165銘柄。
27日の東京外国為替市場のドル円相場は、米格付け会社による日本国債の格付け見通し変更などの材料を消化しながら81円台後半を軸に推移し、夕方にかけてややドルが上げたようだ。午後5時現在は1ドル81円79~80銭と前日比9銭のドル高・円安だった。米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日本国債の格付け見通し引き下げを発表すると、円売りが強まり、ドルは81円76銭近辺まで上昇した。ただ、市場では、一時的な円売り材料でしかないとの見方もあり、発表を受けた円売り・ドル買いが一巡した午後、ドルは再び81円台半ばに下げたようだ。これだけ痛めつけられた国の通貨でもなお安定資産なのだろうか。
株式相場は4日ぶりに反発。米国株高を受け、輸出関連株を中心に買いが先行、自動車株は全面高。日産自動車が17円高の778円と続伸。ホンダは45円高の3100円と反発したが、トヨタだけは10円安の3,195円と反落したようだ。三菱重工も蚊帳の外、コマツだけがやや値を上げて引けている。
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