25日の日経平均株価は、中国株の下落やドルの上昇などで下げたが、底は堅く、前週末比10円25銭安の9671円96銭と小幅続落で引けたようだ。26-27日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を前に様子見気分が強く、前週末終値を挟んでもみ合いとなったという。東証1部の出来高は14億6194万株と今年最低を記録し、売買代金も9079億円と昨年12月30日以来の1兆円割れとなった。騰落銘柄数は値上がり677銘柄、値下がり802銘柄、変わらず184銘柄。

25日の東京外国為替市場のドル円相場は、海外市場関係者のイースター休暇入りで薄商いとなる中、朝方に実需筋などの買いでやや値を上げたが、その後は伸び悩んだようだ。午後5時現在は1ドル82円13~15銭と前週末比15銭のドル高・円安だったようだ。今週最大のイベントは米連邦公開市場委員会(FOMC)で、それまでは待ちの状態が続くだろう。ただし大局的には他の通貨に対しドルが売られる展開だという。
 
自動車大手8社が発表した3月の国内生産台数は、東日本大震災の影響で大半のメーカーが前年同月比6割前後の大幅な減少となったようだ。部品の供給網が寸断され、大半のメーカーが操業を停止。4月中旬以降は全社が全工場で操業を再開したが、部品不足から稼働率は当面5割程度の低操業を強いられるという。震災前の生産水準に戻るのは、めどを公表したトヨタ自動車、ホンダではいずれも年末になると見られ、減産長期化による業績への打撃は必至のようだ。

減産で業績への悪影響は避けられない。トヨタは11年の世界生産計画を当初の770万台から下方修正する見通しになるなど、各社ともに生産計画の大幅な見直しに追い込まれるのは必至だという。しかし、部品供給網が回復する下期には生産も回復し、10~12月期は280万台(同22%増)、1~3月期は284万台(同50%増)と急激に回復すると見込んでいるようだ。
 
今日のトヨタは小幅な反落、三菱重工とコマツはなかなかしっかりと値を延ばして引けている。
 
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